佐川氏の証人喚問

衆参両院で、佐川宣寿前国税庁長官の証人喚問が行われ、僕も午前中のやりとりの一部をテレビで観ました。

佐川氏が、「追訴の恐れ」を盾にとり、重要な証言を拒むことはある程度予想していましたが、証言拒否を連発する姿に、腹が立つのを通り越して、あきれてしまいました。

テレビに大きく映し出される佐川氏の顔を見ながら、この人はいったい何を守ろうとしているだろうか、とずっと考えていました。官僚になった頃は、恐らく「国民のため」「日本のため」に働きたいという高い志があったはずです。「当時の担当局長として責任はひとえに私にある」と仰るのであれば、国民に真実を話す事が、今、彼にできる最大の責任の取り方だったのではないでしょうか。答弁には公僕としての誠実さのかけらもなく、浮かび上がったのは、国民に背を向け、ひたすら自己保身の姿勢を貫く初老の男の姿でした。

佐川氏の証人喚問の政治的な意味については、すでに多くの解説があり、ここでは詳細に述べませんが、改ざんの事実やその理由、自らの関与の有無などについて、あれだけ徹底して「答えられない」としながら、官邸の指示がなかったことだけは明確に話すというのは、あまりにも不自然です。

国会での答弁に沿うように、後から行政の決済文書を改ざんするという行為は、三権分立や議会制民主主義の根幹を揺るがす大事件です。曖昧な幕引きは許されません。安倍昭恵氏など関係者のさらなる証人喚問なども含め、徹底的な真相解明を国会に求めます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA