祝! 社会人30年

僕が天満屋に入社したのは平成元年の4月1日です。今日で社会人30年目に突入します。

その入社式は、緊張もあったのでしょうか、とにかく暑くて、僕は、汗をかきながら当時の伊原木一衛社長(現丸田産業会長、伊原木知事のお父様)の訓示を聞き入っていました。訓示の内容は、まったく思い出せませんが(伊原木会長、すいません)、汗でワイシャツが濡れる嫌な感じは強く記憶に残っています。29年前の4月1日も、今日と同じように、天気も良く気温も高かったのでしょう。秋冬物ではなくて、春物のスーツを着てくるべきだったと、かなり真剣に後悔したことを覚えています。

30年と言えば、僕が高校生の頃、父が勤め先の役所(父は国家公務員でした)で勤続30年の表彰を受け、額に入った表彰状を家に持って帰り、さっそくリビングに飾ったことを思い出します。「同じ職場に30年も務めあげるのは、すごいことなんよ。お父さんはすごいんよ」という母の言葉をよく覚えています。そういうこともあって、「同じ会社で長く働くことは偉大なことだ」という価値観は、しっかり自分の中に沁み込んでいきました。父は公務員でしたが、民間でも、終身雇用が当たり前だった時代の話です。

タイムマシンで過去に遡って、新入社員の自分に、30年後の今頃は県議会議員として働いているんだよ、と言ったらどんな顔をするでしょうか。僕はノンポリの若者だったので、冗談にしても、あまりに突飛すぎて反応しづらい話だと思われます。当時は、父のように「この会社に長く務める」と思っていたので、30年後の自分について思いを巡らすとしたら、「店長になっていたい」とか、「カリスマバイヤーになっていたい」とか、そういうイメージだったはずです。転職の可能性も多少は考えていたとしても、県議会議員というのは、全くの想定外です。22歳の徹青年から、「どうして?」と聞かれたら、「まぁ、人生にはいろいろなことが起こるから」とでも答えましょうか。

でも、振り返ってみて、悪くはない30年だったよ、とは言えそうです。充実した仕事と、素敵な出会いと縁に恵まれた、幸せな30年だったと思います。

ところで、入社式があった翌年から、毎年4月1日には、必ず春夏物のスーツに衣替えすることにしています。人生にはいろいろなことが起こりますが、失敗から学ぶことは大切です。

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