2021衆院選を振り返って

前回の投稿でもお伝えした通り、2021衆院選で、私は二つの選挙を選対の中心メンバーとして戦いました。

一つは岡山2区の津村啓介さん(立憲民主党、前職)の選挙、もう一つは国民民主党の比例中国ブロックの選挙です。

まずもって、両選挙において、たいへんなご支援・ご協力をいただいた皆様に、心より感謝を申し上げます。また、選対スタッフ、ボランティアの皆さん、支援団体の皆さんに、裏方として選挙を支えていただきました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。

結果から言うと、小選挙区では比例復活も含め議席を獲得できず、比例中国も議席獲得に至りませんでした。とりわけ、岡山2区で津村さんが議席を失ったことは痛恨の極みです。津村さんの選対では選対本部長、比例中国では選対事務局長を仰せつかっていたので、私は両選挙における敗北の責任を負う立場であり、第三者的な評論は避けたいと思います。ここでは、両選挙に関わった感想を申し述べ、記録に残すことにします。

あえて一言申し上げるとすれば、この選挙は、有権者に自公政権への不満はあっても、野党がその受け皿になれなかった選挙だったと考えています。なぜそうなったのか、データを分析したうえで、しっかり考えなければなりません。とりわけ、共産党を含む野党共闘の評価について、今後の検証を待ちたいと思います。

津村さんの選挙でも、野党共闘、とりわけ共産党との連携によって、従来の支援者から「気持ちよく応援できない」という声をよく聞きました。個人的な感想ですが、のどに引っかかった小骨のように、津村さんの選挙全体をすっきりしないものにしていたような感覚がありました。もちろん、共闘により共産票が取り込める効果も期待でき、選対として難しい判断を迫られました。政党間調整に係る話なので、津村選対単体で判断できることは少なく、最終的に、野党共闘への対応は党や候補者本人の判断に任せるしかありませんでした。結果を見ると、津村さんの選挙に関しては、共産票が乗った分、離れた票もあったと考えられ、共闘効果はほとんどなかったと言わざるを得ません。ただし、他の立憲候補の中には、共産票の上乗せ分が、まるまるではないにせよ相当程度の「純増」に繋がっている方も少なくありません。共闘の評価については様々なご意見があると思います。個人的には、立憲民主党内で、単に1回の選挙における票のプラスマイナスだけでなく、天皇制や安全保障に関する基本的な考え方が違う政党と連携しどのような国づくりを目指すのか、などについて真摯な議論がなされることを期待します。

今回の選挙では日本維新の会が議席を4倍近く増やすなど、躍進しました。同党が、自公政権を評価していないが、立憲・共産も支持できないという層の受け皿になったのは間違いありません。共産を含む野党共闘とは一線を画した国民民主党が、このような層の受け皿になるべき立ち位置でしたが、選挙前の8議席(諸事情考慮すれば実質6)を11議席まで伸ばしたものの、地味な勝利という感じは否めず、維新のインパクトには遠く及びませんでした。政党支持率が0.5~1%と低迷し、小選挙区での候補者擁立も21人(中国地方はゼロ!)にとどまる中、「改革中道」の政治勢力という存在感を有権者にアピールできたかというと、まだまだ不十分だと言わざるを得ません。「積極財政への転換」や「給料が上がる経済」という衆院選で掲げた経済政策の評価が大変高かっただけに、残念でした。ただ、そのような中にあっても比例の得票率4.51%は希望になる数字だと思います。じり貧政党と揶揄されてきましたが、期待してくれる有権者は確実にいて、やり方次第では今後の党勢拡大が図れるという手応えを感じた選挙でもありました。私の立場から申し上げれば、小選挙区に候補者が立たず、地方議員含め所属議員ゼロ、県連組織さえない岡山県で、36,888票(得票率4.72%)を獲得できたことは期待以上の結果でした。候補者本人の奮闘に加え、ご協力いただいた支援者、支援団体等のご尽力の賜物だと感謝しております。

以上、二つの選挙に関わった感想を申し上げました。

最後に、確定投票率は小選挙区55.93%で、前回衆院選を2.25%上回ったものの、戦後3番目に低い水準にとどまりました。前回選挙が台風の影響を受けたことを考慮すれば、投票率の低下に歯止めがかかったとは言い難いでしょう。ただ、今回の選挙、オールドメディアでも、ネットなどでも、これまで以上に若者の政治への関心を高める視点からの情報発信が多かったように思います。コロナ禍で、政治が自分たちの暮らしに大きな影響を与えることを再認識した人は多かったはずです。少しでも多くの方に政治に関心を持っていただけるよう、私も自らの政治活動に磨きをかけたいと思います。

 

 

 

 

2021衆院選を振り返って” に対して1件のコメントがあります。

  1. 中野直樹 より:

    これが参考になると思うよhttps://fb.watch/9f-htbR8nS/

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