民進党最後の全国幹事長会議

民進党最後の全国幹事長会議が党本部で開催されました。

「国民民主党」という党名が示され、新党の基本政策や、組織・綱領・規約などについて説明がありました。急な招集にも関わらず、全国から多くの地方議員が万障繰り合わせ集まっていました。これまで散々議論してきた内容の最終確認の場。ずっとこの会議に参加してきたメンバーの間には、議論の行方を最後まで見届けようという雰囲気が漂っていました。

会議では、質問の手が次々と上がり、実務的な質問の他、前向きな要望や提案などが相次ぎました。昨年末頃は、時に怒号も飛び交い、ネガティブな意見も少なくありませんでしたが、執行部の丁寧な対応と、真剣な議論の積み重ねにより、とても良い雰囲気の会議になっていました。素晴らしいことだと思います。

昨年の衆院選以降、何度も何度も東京に呼ばれ、WEB会議も頻繁に開かれ、時には党の幹部が地方に出向き議論が行われました。コミュニケーションにかける手間を惜しまず、徹底して議論し、粘り強く合意形成を行う大塚耕平代表の誠実な姿勢には、頭が下がります。地方議員、若手の議員、女性議員との議論を重視する、この間の党運営は、率直に申し上げ、旧民主党、民進党時代には欠けていたものです。昨年の衆院選の際、「希望の党」への合流を、地方議員や地方組織に全く相談なく、国会議員だけで決めたことは、その最もたるものでしょう。

全国幹事長会議などで出た意見は、その多くが党運営や国会対策、他党との交渉に反映され、次の会議でその報告が行われれました。反映が出来なかった案件については、その理由が説明されました。これまで、地方組織の幹部を集める会議はガス抜き的な傾向が強く、物足りなさを感じていましたが、この数ヶ月の議論は、本当に手応えのあるものだったと思います。

例え自分とは違う意見であっても、その声に耳を傾け、徹底して議論し、決まった事には従い、その実現に向けて一生懸命汗を流す。旧民主党や民進党に、いつも「バラバラ感」が付きまとった理由の一つに、そういう組織人としての当たり前のルールが守られなかったことがあります。これまで、党のそれなりに責任ある立場の方が、自らが出席した役員会直後にメディアの取材を受け、会の決定事項に対し「自分は反対だ」などと言うのを見て、唖然としたことが何度もあります。そういう言動に対し断固たる対応をとらない組織の緩さにも問題があると感じていました。新党には総務会が設置され、特に重要な政策は総務会で決定されますが、新しい規約には、「重要事項に対する総務会決定などの党議に反する行為・言動に対しては、倫理規則上の措置・処分を行う」と明記されました。信賞必罰を徹底し、組織人としての、当たり前のルールが守られる風土の醸成を強く願います。国民に信頼される新しい党に生まれ変わるというのは、そういう事でもあります。

塾議を尽くし、合意形成を図る大塚執行部の手法は、「いつになったら物事が決まるんだ?!」という批判と裏腹のものでしたが、この数カ月、新党結成に係る一連の議論にずっと参加させていただいた私は、このやり方は間違っていなかったと確信しています。

政治は、多様な意見や複雑な利害の調整の場であり、絶対的に「正しい」解は存在しません。だからこそ、民主主義は、手続きとプロセスを重視します。決められたルールの中で、徹底的に議論し、様々な調整を行い、最終的に合意に至ったものこそが最適解に近いはずだ、という考え方を私は支持します。

今回の新党結成は、少なくとも民進党内では、地方組織への対応も含め、非常に丁寧な議論の末に決まりました。民主主義を守ることを掲げる国民民主党が、そのような民主的な議論過程を経て誕生することは、たいへん良かったと思っています。

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