口だけじゃ意味ないから行動に

7月9日月曜日。岡山市内は、朝から晴れ渡りました。全国ニュースのトップで西日本豪雨による甚大な被害が報じられ、水没した建物の中に取り残された被災者が救出される映像が繰り返し流れていました。

岡山市でも、東区を流れる砂川が決壊し、南古都、西平島などに大きな被害が出ました。同区平島交差点辺りは完全に水没し、最大で地上から1m70~80㎝くらいまで水位が上昇したそうです。月曜日の朝には水は引き、被災地では水に浸かった家の片付けが始まっていました。被災地近辺の道路では通行度止めが相次ぎ、公共交通機関も完全にストップしていたので、この日、市内の小中高校の大半が臨時休校になりました。

私は、朝8時頃、同エリアで最も大きな被害が出た平島交差点近くの桃太郎保育園や平島小学校を訪れたのですが、驚いたのはすでに大勢のボランティアの方が現場に来ていたことです。例えば、桃太郎保育園にはすでに100人を超すボランティアが清掃活動に参加していました。そのほとんどが、体操服などを着た、周辺の中学生や高校生です。もちろん、この時点で市のボランティアセンターなどは立ち上がっていません。行政や学校が主導して動員したわけでもないのに、なぜ、彼らは集まってきたのしょうか。

「何かできることはありませんか?」

「誰か人手が足りずに困っている方はいませんか?」

「うちのツレが通ってた小学校が水に浸かったので、明日、掃除に行くけど、一緒にボランティアする人を募集しています!」

発災以降、このような中校生の投稿がツイッター上にあふれ、それが拡散されて、それに呼応した多くの若者が、自転車に乗って(何せ道路は寸断され、公共交通機関は動いていません)、被災現場にやってきたのです。中高生のチャリの行動範囲は広いので、10㎞くらい先の現場まで平気で自転車でやってきます。自転車なら、交通渋滞で大混乱という事態にもなりません。私も、まさかこんなことになっているとは知らず、本当に驚きました。そして、感動で胸がいっぱいになりました。

後から聞いた話ですが、これには伏線がありました。

7月7日土曜日、県内で甚大な被害が出ていることが次第に明らかになりつつあった頃、総社市の片岡聡一市長はツイッターなどで、住民に被害状況を説明し、支援物資の供給などについて情報発信を続けていました。そういう時に、総社市内に住む女子高生から「私たちに出来ることはありませんか?」というリツイートがありました。片岡市長が「出来ることはたくさんあります。明日の朝8時、皆を誘って市役所に来てください」と答えたところ、それが一夜のうちに拡散され、なんと、翌日(日曜日)の朝には約1000人の中高校が集まったそうです。(片岡市長から直接聞いた話なので、多少、盛られている?可能性がありますw)

約1000人の高校生が駆けつけた総社市役所

日曜の朝、総社市役所に行ってボランティア活動に参加した高校生が、その活動の様子をさらにツイッターなどSNSで拡散し、どんどん話が広がっていって、月曜の朝には県内各地で同様の動きが加速したというわけです。うちの高校生の娘にも、友達からツイッターを通して一緒にボランティアに行こうという誘いがあり、朝から出かけていきました。

ここで、この日の私のFacebookの投稿を転載します。

近くの砂川が決壊し、床上浸水した岡山市東区楢原の桃太郎保育園に行ってきました。

地元の中・高生がツイッターなどSNSを通じて清掃を手伝ってくれる人を呼びかけたところ、多くの学生さんたちがボランティアに駆けつけています。今日、臨時休校になった周辺の中学生や高校生の皆さんです。

女子校生のツィートの最後の言葉に、改めて背筋が伸びます。

口だけじゃ意味無いから行動に。

政治家が、最も肝に銘じなければならない言葉だと受け止めました。

 

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