厚底シューズの禁止見送り

このブログでも何度か取り上げたナイキの厚底シューズ、国際陸連は禁止しないようです。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200130-00000001-sanspo-spo

>男女マラソンなどで好記録が相次ぎ、規制される可能性が取り沙汰されている米スポーツ用品大手ナイキの厚底シューズについて、英紙ガーディアンは29日、世界陸上競技連盟が全面的な禁止を見送る方針だと伝えた。

>英紙ガーディアンによると、東京五輪が終わるまでは靴に関する新技術導入を認めないこと、厚底靴がいかに有利かの調査を開始するという。既に販売されているものはルール違反とせず、反発性を高めるために靴底に使用される炭素繊維のプレートなども規制しない見通し。

「新技術導入は認めない」とのことなので、以前のブログで取り上げた第4世代の厚底シューズ「アルファーフライ」(http://toru-takahashi.jp/?p=769)は、少なくとも東京オリンピックが終わるまでは解禁されないのでしょう。ただ、アルファーフライは市販されてはいませんが、すでにシューズとしては完成しており、実際、この靴を履いたキプチョゲ選手が非公認ながら2時間を切るタイムでマラソンを走っています。これは「すでに開発された技術」で「新技術」ではない、という解釈もできそうですが、どうなんでしょうか。また、ナイキのシューズに対抗して、ミズノやアシックスなどが、この春から夏に、高機能シューズを発売することを発表しています。これらのシューズに盛り込まれるであろう「新技術」はどのように取り扱われるのか、興味深いところです。

>将来的に新規定が設けられ、新しい靴は競技会で使う前に承認が必要になる可能性がある。

ということなので、規制強化の方向に進むのは間違いなさそうです。道具の進化も含めて、競技力の向上だと思います。規制は最低限にしていただきたいものです。

 

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