学習院大学の卒業生の謝辞
学習院大学の卒業生の謝辞が話題になっています。
謝辞①の方です。
まずは、このような謝辞をボツにせずに載せた学習院大学の懐の深さを評価します。
この謝辞をフェイスブックで紹介したところ、賛否それぞれの立場からコメントをいただきました。
一読しただけで、様々な意見が出るということは、良くも悪くも、この文章に人をざわつかせる何かがあるわけで、彼女が一石を投じる意味ではあえて謝辞にこの文章を寄せたのだとしたら、大いに成功しているといえそうです。このような議論が巻き起こる事自体を否定すべきではないという判断で、学習院大学もこの謝辞を掲載したのでしょう。
この謝辞はネットなどで散々たたかれていますが、言ってることに共感するかどうかは別にして、こういう尖がり方は、個人的には嫌いではありません。実際、大学時代を通じて、目標を達成するために、やるべきことをしっかりやって、成果を上げてきたようで、それ自体は素晴らしいことだと思います。
人生の先輩としてあえて申し上げれば、彼女がこれから社会に出て、仕事をやっていく中で、立派な成果が上げられるのも、自分一人の力ではなく、周囲のおかげだと心から感謝できる日が来れば良いな、と思います。
「感謝の述べる皆さま」がいることは、とても有難く、たいへん幸せなことです。