コロナに罹患して ~岡山市の保健所の対応~


ここ2日間、県内の新型コロナ新規感染者(陽性者)が4,000人を超え、過去最高を更新しています。保健所や医療機関に負担がかかっており、私も要因を作っている一人として申し訳ない気持ちでいっぱいです。
私の場合、当初、微熱などの風邪症状がありましたが、今は収まっています(倦怠感はやや残っています)。医療機関から陽性通知があった2日後に、市の保健所から私のスマホにショートメッセージが届きました(添付写真の通り)。私のような軽症(又は無症状)患者は、メッセージに記載されたリンク先の注意書きに従い、10日間、外部はもちろん同居の家族とも接触を避け自宅で療養します。この間、保健所からの健康観察等に関する連絡はなく、必要があれば、患者側から連絡するという運用になっています。
以前は、軽症の患者であっても、保健所が主導して感染ルートの把握や濃厚接触者の特定、自宅療養時の健康観察、隔離を解く際の陰性確認の検査などを行っていましたが、今は、軽症又は無症状の患者やその同居家族は、保健所からのショートメッセージに基づき、概ねセルフで療養⇒一定期間後に復帰するフローになっています。こちらから電話しない限り、保健所の担当者と肉声でお話する機会はないようです。
今回、新型コロナに罹り改めて実感したことは、特に直近の運用ルールでは、重症化リスクのない(非高齢者、持病がない等)軽症又は無症状の患者に関しては保健所の関与は最低限で、思っていた以上に患者の自己管理に委ねられているという現実でした。
保健所や医療機関の業務がひっ迫する中、リスクの高い患者さんへのケアにリソースを集中させることは当然だと思います。ただ、症状に関わらずコロナ感染を大事と捉えている人にとっては、その放置ぶり?を意外に思うかもしれません。
もちろん、軽症又は無症状でも、病状が急変することがあるので、油断は禁物です。緊急時に備え、保健所の相談窓口には、常時繋がりやすい体制整備を求めたいと思います。