政治姿勢

1.未来への責任を果たす

国や地方の様々な制度は、人口が増えることを前提につくられてきました。人口減少時代を迎え、発想の転換と新たな仕組みづくりが求められています。地方議会の議論も、いまある事業の点検や予算の再配分では不十分。従来の手法や既得権にとらわれることなく、創造型の改革を進めるときです。
「いまの現実」の原因は過去にあり、「未来の現実」はいま何をすべきかで決まります。人気取りの政策や政局ばかり追いかける政治家が、不都合な現実から目を背け、「先送りする政治」を何十年も続けてきました。その結果が、1,000兆円を超える国と地方の借金です。既得権や癒着の構造と闘い、税金のムダ遣いをなくし、優先順位を明確にした政策を推進します。改革を先送りしない、未来への責任を果たす政治家であり続けます。

2.民間感覚や多様性を重視し、働く者、生活者の立場に立つ

私は、大学卒業後、岡山の百貨店に入社し、十数年ビジネス経験を積みました。失われた20年とも言われた厳しい経営環境の中、顧客志向、コスト意識、スピード重視など、企業が生き残るために何をすべきかについて徹底的に考え続けてきました。女性社員や非正規社員、派遣社員の皆さんと一緒に、チームで目標を達成することの素晴らしさと難しさを学びました。民間感覚を忘れず、行政をチェックし改善を促すこと。多様性を重視し、今よりももっと女性や非正規社員などが活躍できる社会を実現すること。私が、自らの経験に踏まえ、取り組むべき重要なテーマです。

また、私は、連合岡山の会長として、地域の諸課題について、働く人たち、生活者の視点で情報発信や政策提言を行い、その実現に向け政治とも関わりを持ってきました。私の政治活動の原点はそこにあります。一握りの既得権を持つ人のためではなく、「生活者」「納税者」「消費者」「働く者」など、いわば普通に暮らす人々の生活を第一に考えること。それが私の揺るぎない立ち位置です。

3.現場目線で提案し、問題解決につなげる

地方議員の最大の仕事は、地域の課題を的確に把握し、問題の要因を正しく分析し、議会での質問・提案を通じて問題解決を図ること。そのためには、まずは政策が実践されている現場に足を運び、関係者の声を聴き、現場目線で改善策を考えます。そのうえで、有識者に教えを請うたり、他県の先進事例を研究したり、専門的な知識を勉強したりします。そういう取り組みの中から、問題解決につながる具体的な提案が生まれます。本会議や委員会で発言し、関係部局に働きかけ、ときには知事に直談判します。その結果、事業化されたりされなかったり、予算が付いたり付かなかったり…。政策実現は、そういう地道な作業の繰り返しの結果です。パフォーマンスは必要ありませんし、ただ批判するだけでは物事は改善しません。

  • 真摯に政策実現に取り組む「政策本位」な活動。
  • 現場視点で物事を考える「現場主義」の徹底。
  • 問題点を指摘するだけでなく改善策を示す「提案型」の質問。
  • 懸案が少しでも改善することを重視する「問題解決型」の取り組み。

議員活動において、私が常に心掛けている行動様式です。私は、議員である限り、このような姿勢を持ち続けます。

髙橋 徹